設立趣意書

1 趣 旨

私ども、山と川の学校では、性別、年齢を問わずより多くの方々との活動を通し、地域の安心、安全を構築すると共に、子育て支援や福祉の充実と生涯学習の大切さを主眼に健全なる事業の展開に務め、地域コミュニティの拠点となる組織として成長する事を目的としております。

地域に関わる多くの者が、大堀地区公民館から未来を学び、その存在を愛し、多様性に富む「学び」の拠点としてきたところでございますが、今はより強力な自治意識が求められ、その管理形態が変化し、平成20年4月以降においては、窓口業務や指導員配備が廃止されました。そうした町施策の変化を受け、地域により近い位置で生涯学習の創造、啓発、推進に努める組織が必要との思いから、当団体をスタートさせ7年が経過いたしました。

当初より、NPO法人としての運営を切望しておりましたが、経済的自立や事務機能の確保が担保されるのかが課題とされておりました、が、町からの業務の受託や森林体験、農業体験等の運営事業が一定の評価を得、継続的に実施できていることから法人化に向けた手続きを開始することと致しました。

私どもは、地区公民館の機能を低下させることなく、これまで以上の生涯学習機会の拠点として、より高度な利用を展開することが、大堀地区のみならず、多くの方々の利益に寄与するものと考えから、今日の法人設立のため、皆様のご協力を呼びかける次第でございます。

特定非営利活動法人設立は、公的施設の管理において、その責任の所在を明確にするためであり、展開する事業の高度化につながるものと考えております。

今後、放課後児童の受入や、高齢者学習事業の実施及び農業・林業体験メニューの充実を図る事が、地域づくりや協同の理念を具現化して行く事につながり、生涯学習の充実に貢献できるものと考えます。